医療レーザー脱毛の仕組み

メラニンに反応するレーザーで実現する永久脱毛

医療レーザー脱毛とは、メラニン色素(黒い色)に反応する特殊なレーザーを使用した脱毛施術です。レーザーはムダ毛の黒い色に反応して熱を発し、毛を生やす組織にダメージを与えます。

エステの光脱毛でも、メラニン色素に反応する光エネルギーを発する機械が使われています。しかし、そのパワーはレーザーとは比べると大変弱く、毛を生やす組織に十分なダメージを与えることができません。

対して、医療機関だけは、毛を生やす組織を破壊できるほどの照射パワーを持つレーザーを扱うことができます。
つまり、自己処理の必要がほとんどなくなる永久脱毛の状態は、医療レーザー脱毛だからこそ目指せるのです。

今回は、高い脱毛効果を実現する医療レーザー脱毛の仕組みについて、新宿マリアクリニックが詳しく解説いたします。

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ムダ毛だけに反応する医療レーザー脱毛の仕組み

レーザー治療とは、特定の色や物質に反応するレーザーの特徴を生かした治療法です。医療脱毛で使用するレーザーには、黒い色(メラニン色素)に反応する波長が利用されています。

レーザーはメラニンに反応すると熱を発し、毛根まで伝わって毛の組織を破壊します。メラニン以外には反応しないので、表皮や周辺の組織・細胞にはダメージはありません。

また、一度破壊された組織は復活しません。これにより、永久的な脱毛効果を得ることができます。

医療レーザー脱毛の仕組み

レーザーによる脱毛の流れ

新たな発毛を断つ!蓄熱式医療レーザー脱毛の仕組み

蓄熱式の医療レーザー脱毛の仕組み

上記でご紹介したレーザー脱毛の流れは「ショット式」や「単発式」と呼ばれる脱毛方法です。
これまでのレーザー脱毛では、毛根の組織(毛母細胞・毛乳頭など)を破壊しなければ永久脱毛は難しいと考えられていました。

しかし、2000年前後になって「毛根より手前のバルジ領域を破壊すれば脱毛できる」という新理論が研究者によって発表されました。
バルジ領域とは、毛を育てるために必要な細胞を生み出す働きをしている部分です。
毛根の毛母細胞を破壊しなくても、このバルジ領域さえ破壊すれば、毛母細胞が作られなくなり、毛が生えることがなくなるという仕組みです。

ショット式も毛母細胞を破壊すると同時にバルジ領域も破壊していましたが、近年バルジ領域だけをターゲットにした「蓄熱式」という方法で脱毛を行う脱毛機が登場しました。
それが新宿マリアクリニックでも使用している「メディオスターNeXT PRO」です。

蓄熱式という言葉の通り、じわじわと熱を蓄えることでバルジ領域を破壊します。
ショット式と同じように毛の黒い色素であるメラニンに反応して熱を発生させることに変わりはありませんが、比べると肌への刺激は弱いため、新たな脱毛機として注目されています。

医療レーザー脱毛と毛周期の関係

毛周期とは?

毛が生えたり抜けたりするサイクルを「毛周期」といい、「成長期」・「退行期」・「休止期」という3つのサイクルを繰り返しています。
毛周期は部位によって長さが異なり、女性の場合ですと、毛髪は約4~6年、わき毛は2ヵ月程でサイクルを一周します。

普段私たちの目に見えている体毛は成長期と退行期の毛だけですが、皮膚の下には休止期の毛が隠れています。例えば、わき毛の場合、目に見える毛は全体の約30~40%ほどしかなく、多くの毛穴は眠っている状態です。

この毛周期は、脱毛効果に大きく関わっています。
そのため、蓄熱式やショット式のような医療レーザー脱毛だけでなく、エステサロンの光脱毛も同様に、毛周期のサイクルに合わせて施術を行うことが必要です。
「短期間で脱毛完了!」と謳った宣伝もしばしば見かけます。しかし、毛周期に合わせてきちんと間隔をあけて施術を行うことが最も高い効果を発揮すると、当院では考えています。

毛周期とは?

レーザー脱毛は1回では終わらない

医療レーザー脱毛が効果を発揮するのは、毛周期の中でもメラニン色素を多く含む成長期の毛のみです。成長期以外の毛には、ダメージを与えることができません。
皮膚の下には休止期の毛が多いということを踏まえると、1回の医療レーザー脱毛では全体の一部分の毛にしか効果がないことがわかります。

休止期・退行期にある毛も、時間が経つと成長期に入ります。出来るだけ少ない回数で脱毛完了させるためには、毛周期の移り変わりに合わせてレーザーを照射し、その時点で成長期を迎えている毛にダメージを与えていく必要があります。

必要な回数は脱毛部位や一人ひとりの毛質・肌質により差がありますが、5~6回照射する方が多いです。
新宿マリアクリニックでも、5回コースをご用意しています。
回数を重ねていくごとに、毛の量が減っていくのを実感いただけるでしょう。

施術が1回では終わらない、という点はエステでの脱毛と同じですが、パワーが弱いエステやサロン脱毛の場合、毛が減ったような効果を感じるまでに必要な回数は必然的に多くなります。
中には、10回以上照射しても「効果を感じることができなかった」という方もいらっしゃいます。
短期間でしっかりとした脱毛効果を感じるためには、医療脱毛がおすすめなのです。

レーザー脱毛は1回では終わらない

医療レーザー脱毛に副作用やリスクはある?

強い力で毛根にダメージを与える医療レーザー脱毛。強力な分、リスクもあります。

照射時の痛みや、治療後の赤み・火傷などの肌トラブルが起きる可能性は、ゼロではありません。しかし、施術を行うクリニックの技術力次第で、そのリスクは大幅に軽減できます。
また、万が一の場合もアフターケアが充実しているクリニックであれば安心ですね。

新宿マリアクリニックでは、初回のカウンセリング時にレーザー脱毛の仕組みだけではなく副作用やリスクについても詳しくご説明いたします。
当院の医療レーザー脱毛機で副作用を生じることはまれですが、肌質により赤み・痒み・痛みが続いたり、やけどや色素沈着・にきび様疾患を生じる場合があります。
万が一そのような肌トラブルが起きた場合、再診料やお薬代はいただいておりません。
マリアクリニックグループが脱毛施術に取り組んできた10年以上の経験を元に、お一人おひとりに合わせた脱毛施術を行いますので、安心してお任せください。

今回ご説明した以外にも、脱毛についての疑問や不安な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。カウンセリングは無料です。

医療レーザー脱毛に副作用やリスクはある?

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