わきがのセルフチェック

「わきが」は、自分で判断するのが難しい症状。実は、「わきがかもしれない」と病院を訪れる方の4割が「わきがではない」と診断されています。

今回は、自分が「わきが」なのかどうか、また病院に行くべきなのかどうか、セルフチェックするための確認項目をご紹介します。迷っている方は、参考にしてくださいね。

わきが体質かどうかチェックできる項目

「わきが」は体質です。
わきがの原因であるアポクリン腺の数は生まれつき決まっているため、そもそもわきが体質でなければ、わきがにはなりません。

1.両親、または父母どちらかがわきがである

わきが体質は遺伝するもの。一方の親がわきがなら50%、両親ともにわきがなら75%の確率で遺伝します。親御さんがわきがだという場合は、ご自身もわきがである可能性を疑った方が良いでしょう。

2.服のワキの部分が黄ばむ

服のワキ部分が黄ばむ方は、わきが体質である可能性が高いと言えます。黄ばむのは、わきがの原因であるアポクリン腺から出る汗によるもの。汗にはタンパク質・脂質や鉄分、色素の一種である「リポフスチン」という成分が含まれており、着ている服を黄ばませます。

ただし、制汗剤が合っていないなど、別の理由で黄ばんでいる可能性もあるため、注意が必要です。

3.耳垢が湿っている

耳垢には、大きく分けて乾燥した耳垢と湿っている耳垢の2つのパターンがありますが、わきが体質の方は、圧倒的に後者である可能性が高いです。耳垢が湿るのは、耳の中にアポクリン腺が多いため。耳に多い場合、ワキにも多いと考えられます。

4.ワキ毛に白い粉がつく

制汗剤などをつけていないにも関わらず、毛に白い粉がついているという場合は要注意。白い粉の正体は、アポクリン腺からの分泌物が結晶となったものかもしれません。わきが体質である場合、見られる可能性が高い症状です。

5.思春期の頃から、ずっと臭いが気になっている

アポクリン腺が発達するのは、思春期の頃です。アポクリン腺は、もともとフェロモンの役割をしていた汗腺。そのため、思春期に活発化する性ホルモンの影響を受けやすいのです。

思春期の頃だけ一時的に臭いが気になっていた、という方も多いでしょう。わきが体質でない場合は、体が成長するにつれて自然にアポクリン腺の活動は鈍くなり、臭いは薄れます。

生活習慣やホルモンバランスの乱れなどが原因で、大人になってから臭いが気になりだしたという方もいらっしゃいますが、思春期からずっと気になっているという方は、わきが体質である可能性が特に高いです。

6.ワキ毛が濃い・やわらかい

ワキ毛とアポクリン腺の関係は性別によって異なります。

女性の場合は、毛が太く、1つの毛穴から複数の毛が生えているような方は、アポクリン腺が多いわきが体質である可能性が高いです。男性は、猫のようにやわらかいワキ毛が広範囲に生えている場合、アポクリン腺が多いと言われています。

病院に行った方が良い?わきがの重度を計るチェック項目

以下は、重い「わきが」であるかどうか判断できるチェック項目です。わきがを悪化させる要素とも言えます。多く当てはまる場合は、強い臭いを発している可能性が高いでしょう。早めに病院に行くことをおすすめします。

また、これらの生活習慣を改善することは、わきがの悪化予防につながります。心当たりがある場合は、ぜひご注意ください。

7.ワキの下に汗をかきやすい

ワキに大量の汗をかく多汗症と「わきが」は別物。ただ、2つの症状を併発しているケースは多く、この場合は重度のわきがになる可能性が高いです。

通常、1日にかくワキ汗の量はスプーン1杯ほど。この程度の汗は自然ですが、大量の汗はアポクリン腺からの分泌物と混ざって雑菌を繁殖させ、わきが独特の臭いを発生・助長させる原因になります。

制汗剤や汗ふきシートを利用するなど、汗を抑え、ワキを清潔に保つよう心がけましょう。

8.お酒が好き、またはタバコを吸う

アルコールやニコチンは臭い成分の塊。わきが体質でなくとも、お酒を飲む・タバコを吸うことによって体臭が強くなりますが、アルコールやニコチンには汗腺を刺激するという効果もあります。

喫煙は百害あって一利なし。飲酒は少量であれば問題ありません。大量に飲む場合には、抗酸化作用のある食品(キャベツなどビタミンを多く含む野菜や、梅干し・ほうれん草といったアルカリ性の食材)を一緒に摂取することを心がけましょう。

9.肉や脂っこい料理中心の食生活だ

動物性タンパク質や脂質が多い食生活は、アポクリン腺を刺激し、わきがの臭いを強くします。

野菜や魚が中心の伝統的な日本食は、わきがの悪化予防に最適。わきがでお悩みであれば、和食中心の食生活に切り替えることをおすすめします。

10.スポーツで汗をかく機会が少ない

運動すると汗をかくため、臭いを気にするあまり、体を動かすことを嫌がる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実は運動不足も、わきがの臭いを悪化させる要因です。

普段から運動して適度に汗をかいている人は、汗から出る老廃物が少なく、雑菌が繁殖しづらい状態を保つことができます。反対に、汗をかく習慣がない人が汗をかいた場合には、汗とともに老廃物が排出され、臭いの元となる菌が繁殖しやすくなってしまうのです。

臭いを悪化させないためには、適度に汗をかき、老廃物をためないことが重要です。また、汗をかいた後はすぐに拭き取りましょう。

7つ以上当てはまる場合は病院へ

以上の項目のうち7つ以上当てはまる場合は、わきがである可能性が高いでしょう。病院で相談することをおすすめします。特に、「わきが体質かどうかチェックできる項目」が多く当てはまるようなら高確率で「わきが」です。反対に、当てはまる項目が3つ以下であれば可能性は低いでしょう。

しかし、わきが治療は豊富な経験や専門知識があるクリニックでないと、思ったような効果が得られないものです。わきがを専門としているクリニックに相談しましょう。

新宿マリアクリニックは、長年わきが治療に携わってきたDr.金丸が率いるクリニック。豊富な経験を元に、あなたに合った治療を提案します。どうぞお気軽にご相談ください。