もしかしたらワキガかも?ワキガの原因と対策について解説
脇から汗が出るのは自然なことです。しかし、中には強烈な臭いを放つ、「ワキガ」の人もいます。なぜ「ワキガ」になってしまうのでしょうか。
こちらでは、東京でワキガ・多汗症に悩む方々を多く治療してきた新宿マリアクリニックが、「ワキガ」になる原因と臭いが強くなる理由、対策についてを詳しく解説します。
「ワキガ」が気になり始めたら、ぜひ参考にしてください。
マリアクリニックは全国で8院。新宿、横浜、町田、大宮、名古屋、天王寺、岡山、沖縄のお近くの院にご相談ください。
ワキガとは
臭いの元はアポクリン腺から出る汗
汗を出す汗腺には、エクリン腺・アポクリン腺の2種類があります。この内、ワキガの原因となるのはアポクリン腺から出る汗です。汗自体は無臭ですが、脂質・タンパク質・糖質やアンモニアなどの成分を含んでおり、ややベタベタとしています。
この汗が皮膚表面の常在菌と混ざり合うと、ワキガ特有の臭いを発します。皮脂と混ざると臭いはさらに強くなり、またエクリン腺から出るサラサラとした汗と一緒に蒸発されると、周りの人にも臭いが届きます。
ワキガとは、アポクリン腺の数とアポクリン腺から発する汗の量が多い「ワキガ体質」の方に見られる症状です。ただし、アポクリン腺があるのは、脇・乳輪・外陰部(デリケートゾーン)・外耳道など限られた場所だけ。それ以外の場所では、ワキガは起きません。
ワキガの原因とは
「最近、脇の臭いが気になり始めた。ワキガになってしまったのかな」
「ワキガではないと思っていたが、体質が変わったのでは」
このように考えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、ワキガの原因であるアポクリン腺の数は生まれつき決まっているため、「体質が変わってワキガになる」という人は基本的にはいません。
最近臭いが気になってきたという人は、何らかの理由で元々多くあったアポクリン腺が活発に働くようになったのでしょう。突然汗腺の数が増えることはありえませんし、近くにワキガの人がいたとしても、うつる可能性はゼロです。
性ホルモンの作用
ワキガの臭いが気になり始める時期として多いのは、第二次性徴期と言われる、小学校高学年から高校生になる頃。いわゆる思春期です。
思春期は、女性ホルモン・男性ホルモンが増え、ホルモンバランスが変わる時期。ホルモンバランスの変化はアポクリン腺を刺激するため、汗の量が増えることがあります。雑菌が繁殖しやすくなり、臭いが強くなる可能性が考えられます。
精神的に不安定になりやすい時期ということもあり、臭いに深く悩んでしまう方もいらっしゃるでしょう。しかし、ワキガ体質であるかどうかを知り、適切に対応することで悩みを軽くできるかもしれません。ご自身やお子さんが「ワキガかもしれない」と感じたら、まずはセルフチェックしてみてくださいね。
親のどちらかがワキガである
ワキガが周りの人にうつることはありませんが、遺伝する可能性は高いです。
ご両親など、家族にワキガ体質の方がいらっしゃる場合は要注意。アポクリン腺が多いという体質を引き継いでいる可能性があります。
生活習慣の乱れ
脂っこいものや動物性タンパク質中心の食生活は、アポクリン腺を刺激します。
特に近年、日本でも食生活が欧米化し、肉を中心とした食生活を送る人が増えました。その結果、ワキガの症状が出やすくなったのです。
臭いが気になるようなら、まずは食生活を見直しましょう。緑黄色野菜や大豆製品を豊富に使った和食は理想的です。
また、飲酒や喫煙も要注意です。アルコールやニコチンには、汗腺を刺激するという効果があります。
そもそも、お酒やタバコは体臭を強くするもの。臭いが気になっているのなら、控えることをおすすめします。
疲労、ストレス
疲労やストレスも、アポクリン腺を活性化させる要因です。最近、疲れがたまっていませんか?過度なストレスを感じているようなら、それが原因かもしれません。
忙しい中でもリラックスの時間を取り、疲労回復やストレス解消を心がけましょう。
肥満
肥満体型の人は、汗をかきやすい傾向にあります。人の身体が絶えず発している熱は、本来であれば自然に放出されるもの。しかし肥満体型の場合は脂肪が邪魔をするため、適切に放出されません。熱を放出するために、多くの汗が出るのです。
大量の汗は衣服を湿らせ、雑菌が繁殖しやすい状況を作ります。この雑菌が、臭いをきつくする原因です。特に、汗をそのままにしておくと臭いは悪化します。汗をかいたらすぐに拭き取るようにしましょう。
一見太っていなくとも、内臓脂肪が多いと汗が増えます。体脂肪率を下げる努力が必要です。
汗をかく習慣がない
日常生活で汗をかく機会が少ないと、いざ汗をかいた時に体内で溜まっている老廃物が一緒に分泌されて菌が繁殖しやすくなるため、臭いが強くなりがちです。
普段から適度に運動し、汗をかくようにしておきましょう。お風呂に入った時に、湯船にしっかり浸かって汗をかくのもおすすめです。
ワキガの効果的な対策とは
ワキガに効果的な対策として以下が挙げられます。
- ・食生活の改善
- ・飲酒や喫煙を控える
- ・ストレスをためない
- ・汗をかく
食生活の改善
高カロリーで高脂肪の食品、特に肉類はワキガの原因となり得ます。同様に、牛乳やバターなどの乳脂肪分の多い食品も慎重に摂取した方が良いでしょう。代わりに、同じたんぱく質でも大豆製品や魚を中心にした食生活を心がけることが望ましいです。
飲酒や喫煙を控える善
アルコールやニコチンは、汗腺を刺激してアポクリン汗腺の活動を促進します。これにより、体臭が強くなる可能性がありますので、これらの摂取は控える方が良いでしょう。なお、アルコールやニコチン自体も強いニオイの元となりますので、ワキガ体質でなくても体臭が増加する可能性があります。
ストレスをためない
ストレスがかかると、交感神経が優位に働き、暑くないのに汗をかくことがあります。これを精神性発汗といいます。ワキガの原因は汗にあり、精神性発汗はニオイを抑える上で大きな影響を与える可能性があります。したがって、ストレスを溜め込まないように注意し、心身のリラックスを心がけましょう。
汗をかく
適度な運動や入浴などで汗をかくことは、老廃物の排出を促進し、これによって細菌の繁殖に寄与する老廃物の量を減らすのに役立ちます。これにより、ワキガの臭いを軽減できる可能性があります。また、程よい運動はストレスの発散にもなります。ただし、運動によって一時的にワキガ臭が強くなることがあるため、患部をしっかり洗うことも重要です。
ワキガでお悩みの方は、マリアクリニックへご相談ください
ワキガは遺伝的な要因もあるため、対策だけで臭いを抑えられない場合もあります。
症状が改善しないようなら、ワキガの治療経験を豊富に持ち、様々な治療に対応しているクリニックに相談しましょう。
新宿マリアクリニックは、ワキガ・多汗症治療を多く行ってきたクリニックです。アポクリン腺を取り除く治療から働きを抑えて汗・臭いを軽減する治療まで、東京でワキガに悩む一人ひとりに合わせて治療法を選択し、最適な治療をお届けします。
ワキガの症状・治療方法によっては、保険を利用することも可能です。皮膚を切開する必要がない最新治療ミラドライにも対応していますので、傷跡が残る手術には抵抗があるという方も、お気軽にご相談ください。
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ワキガ・多汗症治療TOP
新宿マリアクリニックでは剪除法(保険適用)、脇ボトックス、ミラドライの3種類の治療を行っています。
ワキガのセルフチェック
自分で判断するのは難しい「ワキガ」。確認項目を参考に、セルフチェックしてみましょう。
ワキガの臭い対策
ワキガの臭いが気になった時におすすめの対処法や、臭いに悩まず過ごすためのポイントをご紹介します。
ワキガ治療へのこだわり
ワキガ治療は「どこの病院でも同じ」ではありません。新宿マリアクリニックならではのこだわりをご紹介します。
ワキガの基礎知識
「ワキガ」とは、脇の下から独特の臭いを発する症状・体質のことです。「多汗症」とは別物ですので、発汗量が多いから独特の臭いがするとは限りません。
ワキガは自分で治せる?
「治せるものなら、クリニックに頼らずに自分でワキガをなんとかしたい!」という方も多いのではないでしょうか。
子ども・未成年のワキガ治療
新宿マリアクリニックでは、小中学生のお子さまへのワキガ治療もご提供しておりますが、治療法選びには注意が必要です。
ワキガは脇脱毛で治る?
脇脱毛は、ワキガを根本的に治すことはできませんが、ワキガ独特の臭いを軽減する効果は期待できます。
多汗症の基礎知識
多汗症とは、暑さや緊張など特定の条件下でない状態でも多量の汗をかいてしまう病気です。
脇汗の黄ばみはワキガのせい?
脇汗によって黄ばみが生じる原因は複数ございます。そのひとつは、ワキガの原因となる汗に含まれている色素成分です。
ワキガは制汗剤でケアできる?
制汗剤はワキガの症状を一時的に抑えますが、症状そのものを治すことはできません。
ワキガを治したいのであれば、臭いの原因である汗腺を破壊・除去する必要があります。
ワキガがうつるって本当?
ワキガは風邪のように他人にうつることはありません。臭いが気になるのは、一時的に臭いがうつったか、元からワキガ体質で何らかの要因で発症したと考えられます。