埋没毛の原因は？

誤ったムダ毛処理で、肌が傷つくことが原因です

埋没毛の原因は、カミソリ・毛抜きや、抜くタイプの家庭用脱毛器などを使用した、自己処理による肌ダメージです。

現状、9割を超える女性がムダ毛処理にカミソリ又は毛抜きを選択しています。
しかし、カミソリは肌に強い刺激を与えるだけでなく、角質まで剃ってしまいます。外的なダメージから肌を守り、潤いを保つための角質が無くなってしまうと、乾燥や肌荒れにつながります。
また、毛抜きで無理やり引き抜くのは、毛根を傷つけ壊す行為です。毛穴の周りの皮膚が引っ張られてはがれたり、出血を引き起こす場合もあります。
カミソリや毛抜きでの自己処理を長く続けていると、大きな肌トラブルが起こる可能性があるので、注意が必要です。

また、毛抜きや抜くタイプの家庭用脱毛器の場合は、抜ける途中で切れた毛が残り、そのまま埋没毛になることも。毛を抜いたり、カミソリを使うことで傷つけられた肌は炎症を起こし、表面にかさぶたのような薄い膜を作って毛穴を塞ぎます。塞がった毛穴の中で毛が伸びることで、埋没毛が生まれます。
肌や毛穴へのダメージは、カミソリ以上に大きいと言えます。

埋没毛ができてしまったらどうしたらいい？

無理に引き抜かず、角質ケアや保湿を行いましょう

埋没毛ができてしまったら、無理に引き抜くのではなく、ボディスクラブやピーリングといった角質ケアを行うことをおすすめします。

角質ケアには皮膚のターンオーバーを促し、毛が表面に出てくるスピードを早めるといった効果があります。スクラブよりもピーリングの方が肌に優しく刺激が少ないのでおすすめです。ただし、ピーリングを行いすぎると肌の負担になってしまうこともありますので、毎日ではなく週１～２回程度行ってください。

毛抜きでの処理は、肌強い刺激を与え、炎症を引き起こすこともありますので、行わないようにしましょう。

また、保湿も重要です。埋没毛は皮膚が固くなってしまうと、表面に出にくくなってしまいます。日頃から保湿を心掛けるようにしましょう。

保湿はご自身でお使いになられている化粧水やクリームで構いませんが、尿素の入った物を使うと、より埋没毛に効果があるのでおすすめです。乾燥を防ぐとともに、尿素の効果で肌が柔らかくなるため、毛が皮膚表面に出てきやすくなります。

埋没毛を放置しても大丈夫？

基本的には肌のターンオーバーとともに皮膚表面に押し出されるので、何も処置しなくて大丈夫です

基本的には、皮膚のターンオーバー（代謝）にまかせて自然に表面に出てくるのを待っていただいて大丈夫です。皮膚は1～2ヶ月周期でターンオーバーを繰り返していて、新しい皮膚になると同時に、埋没毛も皮膚の表面に自然と出てきて抜け落ちます。

ただ、埋没毛を無理やり毛抜きで抜いてしまったり、カミソリで剃って肌を傷つけたりすると、毛穴の奥の毛包に雑菌が感染してしまい、毛嚢炎になることもあります。
毛嚢炎はニキビのようなもので毛穴が膿み、炎症を起こしている状態をいいます。汗をかきやすく、皮脂の分泌が多い脇やVIO、おでこにできることが多いです。

埋没毛の周りが赤くなる、痛みを感じたという場合は毛嚢炎の可能性が高いため、すぐに皮膚科に行き処置を受けてください。自分で間違った処置をしてしまうと、傷跡が残ってしまうこともありますので注意しましょう。

埋没毛ができない処理方法はないの？

医療レーザー脱毛なら、埋没毛になる心配はありません

根本的に埋没毛を防ぐためには、毛抜きやカミソリを使った処理をやめることが必要です。その上で、自己処理不要な永久脱毛状態を作ることができる、医療レーザーの施術を受けましょう。レーザーはすでに埋もれてしまった毛に対しても効力を発揮するため、今埋もれ毛に悩んでいる方にもおすすめです。

脱毛中の自己処理は、たっぷり保湿した上で電気シェーバーを使用して行うと良いでしょう。この方法は、どうしてもレーザー脱毛を受けることができない方にも最適です。
シェービング後はしっかり保湿しましょう。

ただ、やはり一番良いのはクリニックで医療脱毛を受けること。医師が常駐しているため、肌トラブルがあっても安心です。